Ⅱコリント5:1~10

わたしたちは、見えるものによらないで、信仰によって歩いているのである。それで、わたしたちは心強い。(7~8)

 パウロは今、自分が与えられている肉体のことを「わたしたちの住んでいる地上の幕屋」と言います。それは一時的なものであり、また死ぬべきものです。そして、この肉体にある間は、ある意味、主との間に距離があります。しかし、わたしたちのこの死ぬべき体がいのちにのまれてしまう日が来ます。まさにその日にはわたしたちはこの地上の肉体から離れて、主と共に住むのです。神はわたしたちをそのような祝福にふさわしい者とし、その保証として聖霊を与えてくださいました。
 ですから、わたしたちは外なる人に衰えを感じても何も恐れる必要はありません。わたしたちは見えるものに支配されているのではないからです。わたしたちは確かな神の約束に立ち、信仰によって歩んでいます。ですから、何があっても、いつも心強いのです。そして、パウロは、この地上を歩んでいるにしても、またこの地上を離れてからも、自分の一番の願いは、「ただ主に喜ばれる者になること」だと語るのです。