Ⅱコリント3:1～3

あなたがたは自分自身が、わたしたちから送られたキリストの手紙であって、墨によらず生ける神の霊によって書かれ、石の板にではなく人の心の板に書かれたものであることを、はっきりとあらわしている。（３）

　パウロのことをあしざまに言ったり、またパウロの語ることに疑いを抱く人たちは、パウロは自己推薦しているだけだと言い、パウロの話を聞いたり、その話を信用して受け入れる前に、しかるべき人からの推薦状を求めるべきだと語っていたかもしれません。
　しかし、パウロが信頼に足る人物であり、またパウロの伝えるメッセージが信じるべきものであるという推薦状、そのことを保証する証明書は、コリントのクリスチャンたち自身でした。コリントの人たちはパウロにより、生ける神の霊によって書かれたキリストの手紙でした。コリントの人たち自身が、キリストが確かに救い主であり、信じる人の生涯に大きな変革と祝福をもたらすお方だということを力強く物語っているのです。確かにそれは十戒のように石の板に書かれたものではないかもしれません。しかし、彼らの心の板にしっかりとメッセージが書き記されていたのです。