Ⅰコリント16:1~9

聖徒たちへの献金については、わたしはガラテヤの諸教会に命じておいたが、あなたがたもそのとおりにしなさい。(1)

 パウロは第三回伝道旅行のエペソ滞在中にこの手紙をコリント教会に書いています。パウロはこの旅行中に異邦人教会を回りながら一つのプロジェクトを行っていました。それはエルサレム教会の貧しい兄弟姉妹たちへの献金を集めて届けるということでした。そしてそれは単にお金を送るというだけではなく、パウロは、それぞれの異邦人教会の代表と共にエルサレムに行こうとしていました。パウロはそのことによって、異邦人教会とユダヤ人教会の間のさらなる一致をと願っていたのです。そしてパウロは毎週少しずつそのために献金を取り分けておくようにと語ったのでした。
 パウロはエペソからマケドニヤを通ってコリントに行こうとしています。ただ、今はまだエペソです。「有力な働きの門がわたしのために大きく開かれている」からです。迫害や反対も大きかったと思います。しかし、パウロは誰かの救いのために全力を尽くして主に仕え、教会に仕えようとしていたのです。