Ⅰコリント12:4~11

働きは種々あるが、すべてのものの中に働いてすべてのことをなさる神は、同じである。各自が御霊の現れを賜わっているのは、全体の益になるためである。(6~7)

 御霊はおひとりです。けれどもその同じ御霊によって私たちはそれぞれ違う賜物を与えられています。賜物とは英語ではギフトというのですが、神が御霊によって与え、私たち一人一人に委ねてくださっている霊的な資質・才能などを指しています。ここでパウロは霊の賜物として、知恵の言葉・知識の言・信仰・いやしの賜物・力あるわざ・預言・霊を見分ける力・種々の異言・異言を解く力などをあげています。ひとりの人にすべての賜物が与えられているということではありません。それぞれに神はふさわしい賜物を与えてくださっています。他の人と同じである必要はありませんし、他の人と同じでないからと卑屈になったり、他の人を見下げたりするのは大きな間違いです。
 霊の賜物が与えられているのは、自分がほめられたり、徳をするためではありません。霊の賜物は全体の益のためです。一人一人が与えられている賜物を全体のために用いるのです。