コリント教会の人たちも神に選ばれ、聖なる民とされた人々です。彼らは教会につながっており、クリスチャンであることは間違いありません。ただパウロは主イエスを信じた者たちにも、霊の人と肉の人がいると言います。肉の人はまだキリストにある幼な子であり、未熟で、まだ主につく者の生き方が身についていません。肉の人の中にはねたみや争いがあり、主の御心を知って、従っていくことはなかなかできません。
パウロはコリント教会の人たちがパウロやアポロや他の指導者たちを担ぎ上げるようにして、争っているのを聞いてとてもとまどっています。パウロも、アポロも他の使徒たちも、主から与えられた分に応じて共に仕えている者たちに過ぎません。大事なのは成長させてくださる主お一人です。ですから、まるで主がいろいろに別れてしまっているかのように教会の中に分裂が起こっているのは全く主の思いとはかけ離れたことなのです。