ローマ16:25~27

永遠の神の命令に従い、信仰の従順に至らせるために、もろもろの国人に告げ知らされた奥義の啓示によって、あなたがたを力づけることのできるかた・・・(25~27)

 パウロは祈りをもってこの手紙を閉じていきます。それは神をあがめ、栄光を帰する祈りです。神は私たちを力づけて下さる方です。実際、パウロ自身多くの戦いをおぼえていたことでしょう。そしてまだ訪ねたことのないローマの教会においても、信じる者たちが多くの困難の中に置かれていること、またこれから困難に直面するであろうことを知っていたはずです。しかし、主は信じる者たちを力づけることがおできになります。神はご自身を、そしてご自身のすばらしいご計画を啓示することによって私たちを励ましてくださるのです。それは神が救い主を送り、そのお方のあがないのわざによって、信じる者を義とし、救って下さるということであり、またユダヤ人も異邦人も信仰によって、神の前に従順な者とされることができるというすばらしいメッセージだったのです。パウロは神の知恵の深さと、その力を思い、心から主をあがめたのでした。