ローマ7:1~6

しかし今は、わたしたちをつないでいたものに対して死んだので、わたしたちは律法から解放され、その結果、古い文字によってではなく、新しい霊によって仕えているのである。(6)

 パウロは私たちが与えられている自由について別の語り方をします。私たちは言ってみれば、律法との婚姻関係にあった。だから私たちは生きている間は律法と結ばれていた。そして律法は、私たちに神に逆らい自分の好きなように生きていきたいという欲情を引き起こしていました。律法の下にある間は私たちは罪から自由になることはできない。自由になれるとしたら、死ぬしかない。
 しかし、私たちはキリストの体をとおして、律法に対して死にました。私たちは自分で死ぬことはできないけれども、キリストの十字架とともに死なせていただいた。そのことによって、私たちをしばっていた律法から解放されたのです。私たちはもはや律法に縛られて生きるのではありません。新しい霊によって神に仕える者へと変えられたのです。律法は私たちに神の御旨を示しても、神の御旨に従う力は与えてくれません。しかし、キリストによって私たちは神のためにきよい実を結ぶ者とされたのです。