ローマ6:1~5

わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。(4)

 私たちが罪人であることによって、神の恵みが満ちあふれていくなら、私たちは神の恵みにふれるために、これからも罪を犯し続けるべきなのでしょうか。もちろん、そんなへりくつは通りません。そこでパウロはそのことを、洗礼においてあらわされている真理をひもときながら説き明かしていきます。  主イエスは私たちが父と子と聖霊の名によってバプテスマを受けることを命じられました。イエスさまを信じる者はバプテスマを受けます。私たちは水の中に沈んで、一度キリストとともに死ぬのです。そして水から上がるときには、キリストが死人の中からよみがえられたように私たちは新しいいのちに生きます。この「新しいいのちに生きる」という言い方をある人は「いのちの新しさに生きる」と訳しました。私たちは生き生きとしたいのちに生きる者とされました。ですから古い生き方にとどまることはできないのです。