使徒行伝17:1~9

パウロは・・・三つの安息日にわたり、聖書に基いて彼らと論じ、キリストは必ず苦難を受け、そして死人の中からよみがえるべきこと、また「・・・このイエスこそは、キリストである」とのことを、説明もし論証もした。(2~3)

 パウロはテサロニケに行きます。テサロニケには、ピリピとは違ってユダヤ教の会堂がありました。ユダヤ人のコミュニティーがそこにはあったのです。そして、そこでパウロは旧約聖書をひもといて、神が聖書で約束された救い主・キリストは必ず苦しみを受けて死ぬこと、けれども死んだ後、よみがえることを説明します。確かにそのように書かれています。そして、まさに十字架にかかって死なれ、よみがえられたイエスこそが、約束のメシヤなのだと論証していったのでした。
 パウロの話を聞いて信じる人たちが起こされました。ユダヤ人たちだけでなく、信心深いギリシャ人たちの中からも信仰に入る者たちが多くありました。
 パウロに対するユダヤ人たちの反対運動が起こり、パウロがその町にいることができたのは三回の安息日を含む期間だけでしたが、そこに主イエスを信じる群れができました。