使徒行伝13:1~3

一同が主に礼拝をささげ、断食をしていると、聖霊が「さあ、バルナバとサウロとを、わたしのために聖別して、彼らに授けておいた仕事に当らせなさい」と告げた。 (2)

アンテオケの教会でみんなが集まって礼拝をささげお祈りをしていた時、聖霊が彼らに、バルナバとサウロとを宣教のために送り出すようにと告げられました。そして教会は祈って二人を送り出したのでした。
 一人の献身者が起こされるということは、本人だけの問題ではありません。主から出たことであれば、教会にも同じ思いが与えられるはずです。
 アンテオケの教会には多くの教師たちがいました。けれども、バルナバとサウロは特別な存在だったはずです。しかしアンテオケ教会は痛みをもって二人を送り出したのでした。もちろん、本人たちも主の迫りに応答するという責任が問われました。けれども同時に、これはアンテオケ教会にとっての献身でもあったのです。
 教会が世界宣教に踏み出して行く、とても大切で大きな一歩が踏み出されようとしていました。教会は祈りの中で神の語りかけを聞き、祈りをもって二人を送り出し、祈りをもって二人を支えたのでした。