使徒行伝10:1~8

すると御使が言った、「あなたの祈や施しは神のみ前にとどいて、おぼえられている・・・」 (4)

 ペテロがヨッパに滞在していた時、カイザリヤにコルネリオという人がいました。コルネリオはその地に駐屯していた百人隊の責任者でした。彼は信心深く、家族一同と共に神を敬い、民に数々の施しをし、絶えず神に祈りをしていました。
 ある日の午後三時頃、コルネリオがいつものように祈っていると、神の使いが現れて、「あなたの祈りや施しは神のみまえにとどいて、おぼえられている」と告げました。コルネリオは異邦人でした。しかし、そんな彼の祈りも神さまはちゃんと聞いていてくださいました。
 そして御使いはヨッパにいるペテロを招くようにと告げました。コルネリオは自分のしもべ二人と、信心深い部下の兵卒を呼んで、神に言われたとおりに、ヨッパに送り出したのでした。
 神さまは私たちの祈りも聞いていてくださいます。私たちの祈りも、神への奉仕も、また人々への愛の業も主は覚えていてくださるのです。