使徒行伝2:1~4

すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。(4)

 約束の聖霊を受けるまではエルサレムにとどまって祈っているようにと言われていた弟子たちでしたが、ここでは何日祈ったら聖霊が与えられるか分からない中で祈っています。私たちも主の御前にとどまって、主が答えてくださるまで祈り続けることが大切です。
 祈り始めて10日。その日は五旬節(ペンテコステ)の日でした。それは過越の祭の直後にある初穂の祭から五十日目の祭であり、旧約聖書では七週の祭とされています。新約聖書ではイースターの日曜日から七週間後の日曜日です。その日は、小麦の収穫の初めの時期になり、その年の最初の収穫を主に献げました。この七週の祭は旧約聖書の三つの大切な祭(過越の祭、七週の祭、仮庵の祭)の一つで、世界中から巡礼者たちがエルサレムに集まってきていました。
 その日、聖霊は、一同の上に、そして一人一人に注がれたのでした。まさに教会はこの日にスタートしたのです。